当研究室では、日本の平和への取組みに資すとともに、日本の治安状況を改善、向上させ、より一層世界の平和に貢献して行けるよう、「いのちのクリーニング」と名付けた手法を開発致しました。

 また、この「いのちのクリーニング」を具体的に実践して行くための組織として「世界平和の会」を立ち上げました。

 そこで、この「いのちのクリーニング」と世界平和の関係、つまり、「いのちのクリーニング」とは何をどのようにすることなのか、そして「いのちのクリーニング」を実践することによって、いかにして世界平和が実現するのか、について説明させていただきます。

1.この世の現状説明
(1) 病 気
 病気とは気を病むことです。つまり先ず、本人の気持ちが否定的(ネガティブ:不安、心配、憂鬱、悲哀、怒り、恐怖等)になることがきっかけです。
 そして、否定的になった本人に、少なからずネガティブ・エネルギーが影響して病気の状態を作り出してしまいます。(第三部 資料編の資料1.をご参照ください。)

(2) 犯 罪
 犯罪とは罪を犯すことです。その罪の内、例えば、殺人等の最も罪の重いものについて調べたところ、大抵の場合は、本人の気持ちが否定的(ネガティブ:怨恨、憎悪、苛々、妄執等)になり、そこへネガティブ・エネルギーが影響しているということが判明しました。(第三部 資料編の資料2.をご参照ください。)

(3) 戦 争
 戦争(特に、第一次、第二次世界大戦)に関しては、ある目的でそれを仕掛けているグループの存在していることが分かりました。そのグループは、気持ちが否定的(ネガティブ:怨恨、憎悪、呪詛、欺瞞等)であると推定され、悪魔(サタン:天上界ではルシファーと称されていた)を崇拝しているとされています。

第三部 資料編資料4.1資料4.2資料4.3資料4.4資料4.5資料4.6をご参照ください。)

 ルシファーについては既にクリーニングを終えておりますが、その結果については、第三部 資料編の資料3.1をご参照ください。

 また、戦没者本人に関しては、不本意な死であったと考えられますが、あるいのちのメンタル測定によってその推測が確認できました。(第三部 資料編の資料3.2をご参照ください。)

2.あの世の現状説明
 死後のいのちの存在については、十九世紀半ばにイギリスで始まった「スピリチュアリズム」によって、科学的証明の努力が積み重ねられてきており、ごく一部を除いて、証明し尽されたと言えます。

 しかし、科学的に説明されない部分があるから死後のいのちは存在しない、とはいえないのではないでしょうか。
 ここでごく一部と言いましたのは、「500に及ぶあの世からの現地報告」(注1)で使用されたエクトプラズムなるものの正体を機器によって分析測定ないし把握できていない、つまり、そのような機器が未だ開発されていないということです。

 従って、まだ仮説という段階にあるとはいえ、交霊会などの記録を読めば、そのような機器が無くても、例えば、死後のあの世の生活者が、この世に残した物の場所を伝えて、その物が実際にその場所から出てきたこと(注2)などから、この仮説は十分に成立するものであると考えます。

 あの世の様子については、既に幾多の報告がなされています。その中で、15年間に渡る交霊会で、特殊なボイス・ボックス(模擬声帯)であるエクトプラズム・ボックスを通して明らかにされた死後の直後の実生活の内容を、録音テープによって会話記録として取り続け、それらのテープを整理して出版された「500に及ぶあの世からの現地報告」は、信頼性が高いと考えられます。
 そして、この中には、現地であるあの世からの多数の報告が記されています。

 その中に、「地獄はないが、想念が環境を創るので、未発達や未熟な者は自分自身で創り出した暗闇の中で長い時を過ごす。しかし本人が気付けば救いの手が差し伸べられる。」とあります。

 「いのちのクリーニング」では、エネルギーによって本人の気付きを促すこととなりますので、まさしく暗闇の中で過ごしているいのちに救いの機会を与えることとなります。
  そうすれば、病気や犯罪に関与している可能性のあるネガティブ・エネルギーは、ポジティブになることによって暗闇からより明るい世界へと移ることができ、救われる訳です。
 そのことによって、つまり、ネガティブ・エネルギーをポジティブにすることによって、ネガティブであったいのちはこの世の人々に悪い影響を与えなくなり、結果としてこの世の人々が救われる訳です。

(注1)ネヴィレ・ランダル著、小池 英訳、「500に及ぶあの世からの現地報告」(心の道場、1996年)
(注2)Z.リッチモンド、K.リッチモンド共著、笠原敏雄訳、「死後生存の証拠」(技術出版、1990年)、231頁〜241頁

 なお、「世界三大霊訓」とされるスピリチュアリズム良書は以下に記載の通りです。
 1-1 シルバーバーチの霊訓――スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ(A Voice in the Wilderness)、トニー・オーツセン(編)・近藤千雄(訳)
 1-2 シルバーバーチの霊訓――地上人類への最高の福音(The Seed of Truth)、トニー・オーツセン(編)・近藤千雄(訳)
 1-3 シルバーバーチの霊訓――霊的新時代の到来(The Spirit Speaks)、トニー・オーツセン(編)・近藤千雄(訳)
 2-1 霊訓(完訳・上)(The Spirit Teachings)、ステイントン・モーゼス(著)・近藤千雄(訳)
 2-2 霊訓(完訳・下)(The Spirit Teachings)、ステイントン・モーゼス(著)・近藤千雄(訳)
 3  霊の書(The Spirits' Book)、アラン・カルデック(編)・近藤千雄(訳)

3.「いのちのクリーニング」について
(1) 考え方
 心の汚れを浄化し、場合によっては、更にいのちを活性化することを「いのちのクリーニング」と呼ぶことにしました。

 先ず、「いのち」とは、意識体(別の言葉で言えば、真我あるいは魂)であると考えます。また、意識体の中心が「心」であると考えられます。
 そして、「いのち」が生体に宿ったものを、生命体と称しています。
 従って、生命体に「いのち」があるのは当然ですが、生体ではない存在としての「いのち」があることになります。

 つまり、生命体の「いのち」、及び生命体から離れた「いのち」の両方に、同じ原理でアクセスできることになります。

(2) 方 法
 エネルギー・ヒーリング用のソフトウェアーである Quantum Xrroid Consciosness Interface (略称:Q.X.)の追加版(Q.X.A.)は、「いのち」を測定してその心の状態を判定可能としています。
 従いまして、パソコンにこのソフトウェア−をインストールすることにより、Q.X.A.として測定、クリーニングが可能となります。

(3) 期待される効果
@ 浄 化
 浄化では、「いのち」にエネルギーをお送りすることによって、過去の悔恨や未来への思いを捨て去っていただくとともに、心の中に溜め込まれた汚れを綺麗にさせていただきます。
 具体的には、エネルギーによって肯定的な思いを多くするとともに、否定的な思いを、あたかも心の中から染み出させるようにして、徐々に少なくして行きます。

A 活性化
 活性化では、その時点での苦しみの思いや、その苦しみを引き起こさせている物質的な情報がまだいのちの中に残っている場合に、それらをエネルギーで解消させていただくことによって、いのちとして活性化していただく、ということを行います。

B クリーニング終了の目安
a.「感謝」が75以上で、かつ、「呪詛」が75未満となる。
b.「肯定的」が75以上で、かつ、「否定的」が75未満となる。
c. aとbとが同時に達成された時、またはaが達成された後にbが達成された時に、クリーニング終了と判断する。

(4) いのちのクリーニング実施例
 いのちのクリーニング実施例として、病気、犯罪にいのちが関係した例、及び戦没者のいのちの例を以下に述べます。但し、これらは第三部 資料編の報告書の要旨です。

@ 病気に意識体が関係した例(要旨)
 医師の手の施しようのない妊婦の出血に関して遠隔クリーニングを行ったところ、出血は止まり、一週間後に退院できた。
 その際、「ネガティブ・エネルギー(注)」検知の可能性が示されたので、直ちにその意識体を取り除くとともに、数項目のエネルギー送り、及び数種類のセラピーも実施した。
 6年前に検知された意識体のクリーニングを行ったところ、肯定性が増大した。特に、「感謝」、「愉悦」の増加率が高く、「愉悦」、「心の幸福」は高い値となった。
(注)「別人格の意識体」、「抑圧された人格のエネルギー」とも呼ぶ。

A 犯罪者のメンタル測定結果(第一報・要旨)
 大阪府寝屋川市の小学校で事件を起こした少年についてメンタル面での測定を試みたところ、「遺恨」の項目で高い数値が得られたと同時に、「ネガティブ・エネルギー」の影響を受けている可能性が示された。
 また、以前の別事件での容疑者3名についての測定でも、同様に「ネガティブ・エネルギー」の影響を受けている可能性が示され、4名全員に共通の要因があることが確認できた。
 「ネガティブ・エネルギー」の影響が犯罪の要因である可能性もあり得ると考えられるので、犯罪予防の方法を確立するためにも、今後「ネガティブ・エネルギー」に関する調査研究が必要ではないかと思われる。
 尚、「ネガティブ・エネルギー」に対しては、「いのちのクリーニング」という手法を開発したので追加して適用してみたところ、「慈愛」、「美麗」、「肯定的」、「心の幸福」の数値の増加が著しく、「美麗」、「肯定的」はかなり高い値となった。

B 戦没者のいのちのクリーニング実施例(要旨)
 或る戦没者のいのちに対して「いのちのクリーニング」を実施したところ、「肯定性」が増大した。
 特に、「美麗」、「慈愛」、「慈悲」の増加率、及び「否定的」、「醜悪」の減少率が高くなり、「美麗」は96と最高値を示した。
 クリーニングの結果、自らの創り出した暗い環境から明るい世界へ移ることができたものと推定される。

(5)世界平和の実現のために
@ 健 康
 健康でなければ、幸福のことや、平和について考える余裕がなくなるでしょうし、もし考えられたとしても、その内容は消極的、悲観的になりかねません。
 1.(1) の病気の項で、病気の状態にはネガティブ・エネルギーが関わっていることがある、ということを説明させていただきました。
 従って、日本の平和、ひいては世界の平和のためには、健康状態を維持、増進するとともに、病気の原因となり得るネガティブ・エネルギーを積極的にポジティブにしていった方が良い、ということをお分りいただけると存じます。

A 幸 福
 犯罪は、被害者側は勿論のこと、加害者側にも不幸を招きます。そして、不幸な状態では、平和について考えることなどできなくなるでしょう。
 幸福な状態であれば、日本や世界の平和について、積極的、楽観的に考えることができます。
 従って、犯罪を撲滅してすべての人々が幸福な状態になれるようにするためにも、上記@と同様なことが言えるでしょう。

B 平 和
 歴史上の文明はある地域に限られていましたので、その文明が何らかの原因で終焉を迎えたとしても、他の地域には殆んど影響が及びませんでした。
 しかし現代は、文明の広がりが地球規模になっていますので、ある地域での戦争であったとしても、それが世界の破滅につながりかねない、と言うことは決して大袈裟ではありません。

 「過ちは繰り返しませぬから」という広島の平和記念公園の原爆慰霊碑碑文に表わされた誓いを空文化しないためにも、特に、第一次、第二次世界大戦を始めとした戦没者の方々の英霊、御魂を慰霊、慰藉するだけでなく、浄化、活性化によって救済させていただくことこそが、今、求められているのではないかと存じます。

 そして、このような英霊、御魂が救済されることによって、人々の健康度、幸福度は高まり、ひいては平和度も高まって参ります。つまり、ネガティブないのちを積極的にポジティブにさせていただくことによって、平和な状態を招くことが可能になるということです。
 特に、世界平和実現のためには、是非とも成し遂げなければならないものと確信致しております。